福利厚生と代行サービスについて

福利厚生とは企業が従業員に対して提供する、給料以外の報酬やサービスのことです。目的は自社で働く従業員の業務や労働環境、家族を含めた生活をよりよくすることにあります。福利厚生には法定と法定外があり、法定は雇用保険や労働保険などの各種保険や、年金に関わる法律で定められている福利厚生です。一方法定外は、住居や育児に関する補助金を支給したり自己啓発やレクリエーションなどを支援したりするためのものです。

企業が導入するメリットはさまざまあり、まず入社意欲を向上させ人材確保に役立ちます。また、自社で働くことへの満足感やロイヤリティが向上し、離職率を軽減させることが可能です。さらには従業員の健康維持を可能にし、企業のイメージアップにつながることもメリットです。企業や従業員の福利厚生に対する意識の高まりを受け、多くの代行サービス会社が存在しています。

代行サービスには主にパッケージプランとカフェテリアプランがあり、パッケージプランはさまざまな福利厚生サービスがパッケージ化されているプランです。いくつかのパッケージが存在し、企業はその中から自社のニーズにあったものを選びます。カフェテリアブラントは企業が自由にサービスをパッケージ化して、その導入や運用自体を代行会社に依頼するかたちです。旅行会社で例えるとパッケージプランは旅行会社が用意したツアー旅行で、カフェテリアプランが客と相談して旅行するフリープランになります。